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宮崎日日新聞 激震口蹄疫へ飛ぶ (魚拓) 県は口蹄疫の感染が飛び火した都城、日向市で22日から清浄性確認検査に入る。両市の発生農場やその関連農場の周辺で牛と豚の抗体、臨床検査を行い、安全性が確認されれば都城市で7月2日、日向市では同3日の午前0時に家畜の移動制限区域(発生農場から半径10キロ圏)と搬出制限区域(同10〜20キロ圏)が解除される。 両市の対策本部などによると、抗体検査は今月23日までの2日間。発生農場と関連農場から半径3キロ圏内を中心に実施する。対象は都城市が97農場、日向市は35農場。飼育頭数に応じて1農場で最大30頭の血液を採取し、動物衛生研究所海外病研究施設(東京)でウイルスが残っていないかを調べる。都城市では既に1キロ圏内の11農場で抗体検査を行い陰性を確認しているが、再度検査する。 結果は数日から1週間程度で判明する見込み。当初、豚は目視検査の予定だったが国からの指導で牛、豚ともに抗体検査を行う。 臨床検査は半径3〜10キロ圏内の牛、豚について、獣医師が目視で健康状態を確認する。都城市は26〜30日に行い、対象は1293農場に上る。日向市では24〜27日、143農場で実施。 都城市では9日に同市高崎町で、日向市では10日にともに肥育牛農家で感染疑いが確認された。国の防疫指針に基づくと、検査で異常がなければ殺処分を終えた翌日から21日後に制限は解除される。都城市の移動制限区域には、県内の中核的な食肉処理施設「ミヤチク」高崎工場が含まれ、搬出制限区域には県畜産試験場(高原町)のほか、鹿児島県曽於市の一部が入る。また、日向市の移動制限区域には南日本ハムが含まれている。 えびの市では5月24日から今月3日にかけて清浄性確認検査が行われ、4日に制限が解除されている。 (2010年6月22日付) 6月 対応 復興 防疫関係
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宮崎日日新聞 激震口蹄疫へ飛ぶ (魚拓) 口蹄疫の遺伝子検査により感染疑いが見つかった複数の農場で採取された数十検体から感染後1〜2週間程度でできるとされる抗体が確認されていたことが25日、農林水産省が公表した疫学調査チームの検討会資料で分かった。抗体が確認された農場では一定期間、感染に気づかなかった可能性があり、同チームはそれを感染拡大の要因の一つとして推測している。 遺伝子検査は動物衛生研究所海外病研究施設(東京)で行われ、その後にすべての検体で感染の履歴を調べる抗体検査を実施する。検体は1農場当たり3〜5検体を送付しているが、抗体が確認された農場数は不明。 検討会ではこのほか、えびの市での発生は「川南町の関連農場を出発した家畜運搬車が関与した可能性が高い」と指摘。同市の1、2例目の発生農場では同じ堆肥(たいひ)化施設を利用していたことが報告された。 都農町と川南町の発生農場の間では「人の移動が確認されている」とした (2010年6月26日付) 6月 被害状況 農水省 防疫関係
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—カラン…コロン…—— 「いらっしゃい」 イスカンダールから見て左側の扉がそっと開き、控えめにドアベルが響き渡る。 しかし、開きかけた扉自身がドアベルの音に驚いたかのように途中でびくりと止まり、僅かに外界との間にできた隙間からひょっこりと、あどけない顔つきの少女が顔を覗き込ませてくる。 そして少女は、店内を恐る恐る見渡した。 イスカンダールは、一先ず様子見に徹する。 栗色の長い癖っ毛をサイドと後方で束ねた少女は、店内をキョロキョロと見回す最中でうっかりイスカンダールと視線が交錯すると、なんとも気まずそうに無言で会釈してきた。 「人を探しているのかい?」 「あ・・・は、はい。あの・・・お姉ちゃんを・・・」 か細い声でそう答えてきた少女は、イスカンダールに視線を合わせず節目がちだ。 どうやらこれは、中々の人見知りの様子。 「お姉さんか。残念ながら今日ここに来たのは君が1人目だが、不思議とこの店には、なんらか縁のあるお客さんが集まるんだ。ここで待っていたら、見つかるかもしれないよ。良かったら座っていくといい」 「あ・・・はい、それじゃあ・・・」 そのまま開けた隙間から店内にするりと入り込み、なるべく音が鳴らないように静かに扉を閉め、少女は不安そうに胸の前に手を当てながらバーカウンターへ近づいてきた。 「・・・おや、君もピドナから来たのか。縁は続くものだな」 「え、あ、はい・・・。ここ、ピドナのお店・・・ですよね?」 イスカンダールの不思議な物言いに、ピドナから訪れた少女は意表をつかれたような顔で首を傾げた。 「ふふ・・・そうだとも。先日も、銀髪の女騎士が寄ってくれたよ。名前は確か・・・カタリナだったか」 「あ・・・社長も来たんですね」 「・・・騎士かと思っていたが、経営者だったのか。私の観察眼も鈍ったかな」 「あ・・・いえ、カタリナ社長は確かにロアーヌ騎士ですけど、カンパニー経営もしていらっしゃるんです。私も一応、その会社で秘書をやってます」 見知った人物の話が出てきたからか、少女は幾分安心したような面持ちでイスカンダールに言葉を返した。 いい傾向だ。折角バーに来たからには、こうして少しでもリラックスしてもらわねば。 「それは、お勤めご苦労様だな。さて、折角来たのだし何か飲んでみないかね。勿論飲めれば、の話だが」 「あ・・・はい、少しなら飲めます」 まだ少し遠慮がちな様子で上目遣いに頷くと、少女はイスカンダールから差し出されたメニューを開いた。 聞くところによれば、幾つもある次元の中には20歳まで飲酒を禁止している世界などもあるそうだ。 だがピドナを包する世界をはじめ、大抵の世界では幼少のうちから飲料としてのアルコールを飲む習慣がある。 なにしろどの世界でも基本的に飲料としての水はアルコール飲料に比べ腐りやすく、貴重なのだ。 「あの・・・じゃあこれ、お願いします」 少女がメニューから指差したのは、フレッシュフルーツを使った季節のカクテルだった。 「今はピドナは・・・夏か。季節に合った良いチョイスだな。すぐご用意しよう」 そう言ってイスカンダールは慣れた手つきで後ろのボトル棚へ手を伸ばし、何本かのボトルを取り出して目の前に並べた。 そのまま流れるような動作でカウンター下の氷室から新鮮なフルーツを取り出し、そこにナイフを入れていく。 —カランカラン…コロン…—— イスカンダールがカクテルを作っている最中、先ほど少女が入ってきた扉とは反対側の扉が勢いよく開いた。 そして勢いよく顔を覗き込ませてきたのは、これまたなんと、先客の少女とほとんど変わらないと思われる年頃の少女であった。 青い髪を後ろに束ねた姿の新たな少女は、店内をキョロキョロと見渡した。 「あれー? もーリサちゃんここにもいなーい!」 「・・・いらっしゃい」 手は止めないままでイスカンダールが声をかけると、青い髪の少女は臆することなくカウンターの方へと歩み寄ってきて、イスカンダールと先客の少女の前に立った。 「あのー、ここにこーんな感じの、気が強そうなお嬢様風の女性って来ませんでしたー?」 少女はなにやら身振り手振りで人物像を表しながら、イスカンダールへと喋りかけた。 「いや、今日はそんな感じのは来てないな。君は・・・ほう、コハン城から来たのか。旅の途中かな?」 「あーおじさん、あたしのことケイ州人ぽくない田舎者だと思ったんでしょー。まぁその通りなんだけどねー」 少女はころころと表情を変えながらイスカンダールに相対すると、そのまま「動き回って喉渇いちゃった」と言って目の前の椅子に腰掛けた。 「一応ここはバーなんだが・・・君はイケる口なのかい?」 「うーん普段あんまり飲まないけど、ちょっとならイケるよー?」 青い髪の少女はそう言いながら、にっこりと笑顔を作る。 百戦錬磨のイスカンダールには、既に分かっている。このタイプは、実際はかなりの酒豪で間違いない。しかも、強かに酔ったふりを巧みに使い分けられるタイプであろうと見た。 「そうか。今ちょうどこちらのお客さん用に桃を使ったカクテルを作っているんだが、君も桃で何かどうかね」 「桃!好き!あたしも飲みたーい!」 「よし承った。少し待っていてくれ」 ちょうど取り出した桃は半分を使うところだったので、もう半分も使えるのは鮮度管理的に店としてもありがたい。 とはいえ同じカクテルでは芸がないので、別のものを作るとしよう。 そうしてイスカンダールが別のボトルなどを用意している間、新たな客の登場にすっかり人見知りを発動して固まっていた先客少女に対し、全く当たり前の流れのように青い髪の少女は話しかけたのであった。 「あなたはここの人?この店よく来るの?」 「あ、いや違くて・・・あの、お姉ちゃんを探してて・・・」 「えーそっちも人探しー?あたしもだよ!あたしが探してるのはお姉ちゃんじゃないけどー」 少女2人の会話が繰り広げられていく中、今日の来客は随分と若いなぁ等とイスカンダールは考えながら、半分に切った桃をすりおろしていく。 「あたしセシリア。あなたは?」 「私は・・・サラ・・・」 「サラね、よろしくー!ってかサラ、メグダッセで会った子にちょっと似てるね!サラもカイコウ族なのー?」 「かいこう・・・? 私は、シノンの生まれだけど・・・」 「シノン? 知らない場所!どんなところなの?」 すりおろした桃と絞ったレモン汁に、シュガーとグレナデンシロップをほんの少量シェイカーに入れ、氷を詰めて蓋をする。 カシャカシャと店内にシェイク音が響き渡ると、たかだかそれ一つにも少女2人は好奇の視線や歓声を上げてくれるのだから、なんともバーテンダー冥利に尽きるというものだ。ここは、しっかりと魅せてやらねばなるまい。 イスカンダールはいつも以上に提供所作に気を配りながら、少女2人の他愛のない会話にそれとなく耳を傾けた。 「会社とかすごーい! あたしらなんて全員農家だよー。あ、リサちゃんだけはお嬢様だけど」 「私も、秘書やる前は実家で農場やってたよ」 「マジで!一緒じゃん!」 シェイクした中身を背の高いフルートグラスに注ぐと、グラスの半分ほどが満たされる。あとは仕上げだけだが、先に今度は青髪の少女、セシリアの分のカクテルの用意だ。 大きめのボウルに残り半分の桃とラム酒、生クリームを注ぎ、ここにもシュガーを少量足してから氷を適量入れていく。 あとはこれをミキシングするだけなのだが、イスカンダールの知る限りではリージョン世界などに専用の器具があるものの、あいにくとこの店には用意がない。どうにも、あの大きな音が苦手なのだ。 なので小規模のウィンドカッターを手のひらに生み出し、ボールの中身を切り刻みながら混ぜていくことで代用するのである。 「えートムさんみたいなお兄さん超いいなー。あたし達にはそういう知的お兄さんキャラいないんだよねー。ぎりガブリエルあたりかなぁ?」 「うん、トムは本当にすごいの! あ、でもセシリアのとこのレオナルドさんは、私たちの中にはいないタイプですごくカッコイイと思うよ。うちだと一番近いのは、お姉ちゃんかな・・・?」 「まぁレオはねー、いいんだけど、でもリサちゃんいるしなー」 ミキシングされたら、あとはグラスの支度だ。入れ物は、フルーツカクテルには定番のまんまるとしたグラスを用意する。そこに注ぎ込んだら、完成だ。 ここで、先ほど作っておいたフルートグラスにもシャンパンを静かに注ぎ、こちらも完成。 「さぁ、お待たせしたな。どうぞ」 「わーめっちゃ美味しそう!」 「あ、ありがとうございます」 2人の前にコースターとグラスを置くと、少女たちは目を輝かせながらグラスを手に取る。 こういう表情や反応でドリンクを飲んでもらう瞬間が、バーテンダーの醍醐味の一つだと言っても過言ではない。 「うわ、美味しい!」 「・・・!!」 反応もまたそれぞれ対照的で、こういうところにも個性が出るのだなぁとなんだか親目線でイスカンダールは口の端を釣り上げる。 「ねーねー、サラのもちょっと飲ませて!」 「うん、じゃあセシリアのもちょっとちょうだい?」 「ふふ、2人とも随分仲良くなったんだな」 ドリンクを交換し合って飲む2人に、イスカンダールは顎に手を当てながら話しかけた。 「だって年も同じようなものだし、なんだか周りにいる人も結構似てるっていうかね!」 「うん、ユリアン以外にも緑髪の人がいるなんて知らなかったよ。ジェロームさん、だっけ?」 そう言いながら笑い合って話を続ける2人に、イスカンダールも時折ツッコミやウンチクを混ぜながらしばしの時が流れる。 そうして2人のグラスが空いた頃、タイミングよく両方の扉が同時に、カランコロンと音を立てて開いたのだった。 一方から現れたのは、長身に眼鏡姿の、知的な印象を受ける青年だ。服装こそ質素なものだが、それでもわかる程の品の良さが、立ち居振る舞いの中に見て取れる。 そしてもう一方はこれまた対照的な、強面で精悍な青年だった。間違いなく昔はワルだったであろう空気を纏いつつも、どこか達観したような印象を同時に受ける不思議な青年である。 「トム!」 「レオ!」 2人の少女は同時に立ち上がり、現れた男の名を呼ぶ。 どうやら、迎えが来たようだ。 「サラ、こんなところにいたのか。探したよ」 「おいセシリア、なにやってんだ。リサも探してたぞ」 2人の少女がそれぞれの扉から現れた青年の元へ駆け寄ると、ふっと青年2人の視線が直線上で交わる。 トムと呼ばれた青年が柔和な笑みを浮かべながら会釈すると、レオと呼ばれた青年はなぜか一瞬眉間に皺を寄せたものの、そのままこちらも軽く会釈を返す。 「サラ、また会おうね!」 「うん・・・セシリアも、またね!」 少女2人は自分の頭上で繰り広げられたその視線の交差などつゆ知らず、手を振りあいながら再会を願って言葉を交わした。 そして程なくして両方の扉が閉まり、一気に店内が静まり返る。 「・・・ふふ、なんとも慌ただしいものだな」 イスカンダールは1人で肩をすくめながらそう呟くと、カウンターの上のグラスを回収しようと手を伸ばした。 するとそこで再度扉が開き、先ほどの眼鏡の青年が1人で店の中に入ってきた。 「連れがごちそうさまでした。お手数ですが、こちらの住所に後日請求書を下さい。お連れ様の分も含めて当社が持ちますので」 そう言ってカウンターに名刺を一枚置くと、青年は颯爽と去っていった。 イスカンダールはその名刺を手に取ると物珍しげに表と裏を眺め、そして懐に仕舞い込みながら後片付けを再開するのだった。 登場したお酒 桃のベリーニ ロマサガ3世界のリブロフで作られた桃を贅沢に使い、レモン汁、シュガーシロップ、グレナデンシロップを交えてシェイク。その後グラスに注いでシャンパンで仕上げるシンプルなロングカクテル。シャンパンを静かに注げば、美しい二層ができる。 桃のフローズンカクテル 同じくリブロフ産の桃を使い、ラム酒、生クリーム、シュガーシロップ、氷の全てまとめてミキサーにかければ完成。氷の量で硬さを調節して、好みの仕上がりでどうぞ。 一覧に戻る TOPに戻る
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朝日新聞社の記事へ飛ぶ (魚拓1/2)(魚拓2/2) 2010年5月19日7時5分 宮崎県で口蹄疫感染の疑われる牛が確認されるまで何があったのか。関係者の話から再現する。 宮崎県都農(つの)町。3月下旬、ある農場で水牛が下痢になった。モッツァレラチーズを作るために飼われていた42頭のうちの1頭。往診した獣医師は、31日に県の宮崎家畜保健衛生所に届け出た。 県も立ち入り検査したが、口蹄疫にみられる口の中や蹄(ひづめ)の水疱(すいほう)、よだれがない。便なども検査したが、下痢の原因となる菌やウイルスが見つからず、結論が出ないまま下痢は治まった。 これが最初の異変だった。 この農場から南に約600メートル離れた別の農家で、次の異変が起きた。 「口の中に軽い潰瘍(かいよう)のある牛がいる」。4月9日、衛生所に別の獣医師から連絡があった。2日前に往診したところ、1頭の牛が前夜から発熱し食欲がなく、口からわずかによだれがあったのだという。 県の口蹄疫防疫マニュアルでは「(口の中の)水疱は発病後6~8時間以内に現れ、通常24時間以内に破裂する」と記載されている。 9日の往診で、口の中に直径3ミリほどの潰瘍は見つかった。しかし水疱ではなく、かさぶたのような状態。すでに発熱から4日がたつ。仮に口蹄疫なら、水疱や激しいよだれが見られるはずだ。 獣医師から相談を受けた衛生所は農場内のすべての牛を調べたが、口蹄疫の可能性は低いと判断した。発熱は1日でおさまっていた。 口蹄疫ウイルスの潜伏期間は、牛の場合で約1週間。獣医師は12日まで毎日往診したが、異常のある牛は見つからなかった。 獣医師は振り返る。「教科書通りの口蹄疫とは異なる初期症状。まったく想定しなかったわけではないが、この症状からは診断できなかった」 4月16日夕、別の2頭に同じような症状が見つかった。最初の牛の隣にいた牛で、何らかのウイルスによる感染と考えられた。この段階で最初の牛はほぼ完治していた。翌日、衛生所が改めて立ち入り検査し、感染症の鑑定を行ったが、19日までに出た結果は陰性だった。 ただ衛生所は19日、念のために検体を国の動物衛生研究所(動衛研)海外病研究施設(東京都小平市)に送った。このとき初めて、県は国と連絡を取った。20日早朝、口蹄疫の陽性反応が出た。 5月 防疫関係
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宮崎日日新聞 激震口蹄疫へ飛ぶ (魚拓) (2010年5月11日付) 県内で口蹄疫の被害が拡大していることを受け、赤松広隆農林水産相が10日来県し、東国原知事と会談した。農相は、感染拡大のために殺処分した家畜は事実上、国が全額補償すると表明。また、国やほかの都道府県から防疫のために派遣している獣医師を100人に倍増させ、県内の20人と合わせて総勢120人態勢とすることも明らかにした。 会談には平尾豊徳農水省消費・安全局長、中村幸一県議会議長、本県関係の国会議員らも同席した。 農相は会談で、家畜伝染病予防法により評価額の5分の4とされている家畜処分への国の補償について、「当面は県が残りを措置し、後で国が処理する。事実上、5分の5。畜産農家には負担させない」と述べた。共済未加入の農家に対しても、国が同様に全額面倒をみるとした。 倍増させる獣医師は11日から順次本県入りさせる方針。九州農政局から補助員10人を出しているが、100人に増やすことも示した。 知事は、県内一円の人工授精用精液ストローを供給している県家畜改良事業団(高鍋町)が移動制限区域に入っていることに関し「宮崎の種牛の大本」として、特別に移動を認めるよう求めた。農相は、安全性や県民の理解を得られることを条件に「考えたい」と述べた。 また知事は、農家への当面の生活支援として「融資ではなく仮払いできないか」と要望。農相は「具体的にどういう方法があるのか検討させてほしい」と応じた。 会談後、知事は「国は全力で対策を講じるということだったので、総括的には有意義だった。現場の状況を事細かに国に伝えたい」と評価した。 農相はこの後、農業関係団体、関係市町村長と相次いで意見交換。農業関係団体との会合では埋却地をめぐり、出席者から「川南町の海岸端の国有林を開放して」との声が上がり、農相は「要望があれば、林野庁は私の所管なのですぐにできる」と応じた。 会見で農相は「皆さんの意見を直接聞くことができたのはプラスだった。なぜこれだけ発生しているのかは究明できていない。何とか感染源を解明したい」と述べた。 【写真】口蹄疫発生に伴う国の対策について、東国原知事らと意見交換する赤松農相(左から2人目)=10日午前、県庁 5月 対応 補償 防疫関係
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西日本新聞社の記事へ飛ぶ (魚拓) 2010年4月23日 12 11 農林水産省は23日、宮崎県都農町の農家が飼育していた繁殖牛3頭の口蹄疫への感染を確認したことを明らかにした。確認されたのは同県で感染の疑いがあるとされた最初の3頭で、同県ではこのほか川南町の3軒の農家が飼育する牛で感染の疑いが出ている。 国内での口蹄疫の感染は、2000年に同県と北海道で確認されて以来となる。 農水省によると、感染が確認された3頭の血清型は4月に韓国で発生したのと同じO型。ただ同一かどうかは不明としている。 また農水省は23日、畜産農家への経営維持資金の融資枠を現在の20億円から100億円に拡大するほか、宮崎県内の全畜産農家の牛舎や豚舎に消毒薬を散布するなどの対策を発表した。 4月 農水省発表 防疫関係
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宮崎日日新聞 激震口蹄疫へ飛ぶ(魚拓) 県市議会議長会(会長・戸高裕之宮崎市議会議長)の本年度第1回定期総会は20日、小林市内であった。県内9市の議長、議会事務局長ら約30人が出席。県内で相次いで発生している口蹄疫への対応について、激甚災害に指定することなどを国に要望することを決めた。 東京都で26日に開く同議長会の臨時総会で、本県選出国会議員に要望する内容を協議した。要望件数は、東九州自動車道の早期実現や九州横断自動車道延岡線の整備促進など14件。 このうち口蹄疫への対応は、激甚災害に指定することやウイルス侵入経路の解明、移動・搬出制限区域内に限らず、影響を受けたすべての農家などを対象に柔軟な予算の確保などの6項目を要望する。 (2010年5月21日付) 5月 対応
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宮崎日日新聞 激震口蹄疫へ飛ぶ (魚拓) (2010年4月29日付) 本県での口蹄(こうてい)疫発生を受け、自民党の谷垣禎一総裁は28日、本県を訪れ、川南町のJA尾鈴本所で地元の首長や生産者代表らと意見交換した。生産者代表は「農家の心のケアを」「融資では再起できない」などと不安を訴え、政府に対する働き掛けを強く求めた。 児湯・西都地域の6市町村の首長や議長、JA尾鈴の生産部会長ら約30人が出席。同JA養豚部の遠藤威宣部会長は「生産者から『どうすればいいのか』と電話が鳴りっぱなし。自殺者が出なければいいが」と精神的ケアを訴え。「国の初動態勢は鈍く腹立たしい」と不満をぶちまけた。 酪農部会の吉松孝一部会長も、口蹄疫疑いで全頭処分する生産者の今後について「現段階で融資は考えられない。丸抱えでお願いしたい。素早い対応で『われわれが守る。頑張れ』と伝えてほしい」と要望。河野正和都農町長は殺処分時の補償を評価額の80%から満額とするよう求めた。 谷垣総裁は「国がしっかりバックアップする姿勢を求めておられると感じた。国会だけでなくいろんなルートから政府に圧力をかける」と対応を約束した。 4月 対応
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宮崎日日新聞 激震口蹄疫へ飛ぶ (魚拓) (2010年5月8日付) 平野博文官房長官は7日の閣僚懇談会で、本県での口蹄(こうてい)疫発生に関し、拡大防止のため防疫対策の徹底や、農家、自治体への財政支援に関係省庁が連携して取り組むよう指示した。 平野氏は記者会見で「今の状況から感染をさらに拡大させないことが大事だ」と強調。すでに災害派遣している陸上自衛隊の拡充や、感染の疑いがある家畜を飼育していた農家の経営支援にも前向きの姿勢を示した。 これに関し、原口一博総務相は記者会見で「九州の関係自治体が消毒液の散布などでまん延防止に取り組んでいる」と述べ、自治体が負担する経費は特別交付税で支援する考えを示した。 同時に「(感染した家畜を)口にしても影響はない」と強調し、冷静な対応を呼び掛けた。 5月 対応
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宮崎日日新聞 激震口蹄疫へ飛ぶ (魚拓) (2010年5月14日付) 本県で口蹄疫が拡大している問題で、赤松広隆農相は13日、一定地域内での牛や豚の全頭殺処分について、現行法では困難との見方を参院農林水産委員会で示した。 委員会では、外山斎議員(民主党・新緑風会・国民新・日本)が「一定地域内で全頭殺処分を求める生産者もいる」と見解をただし、郡司彰農林水産副大臣が「現制度では難しい」と答弁。赤松氏も別の議員の質問に「国家権力で健康な家畜を地域を決めて殺すのは、法律を変えなければできない」との見解を示した。 外山氏は本県に対策本部を移設する考えがないかも尋ね、赤松氏は「近県に広がらないよう東京で全体的な対策をとるべきだと考える」と、現体制に理解を求めた。 衆院農林水産委員会では、古川禎久議員(自民党・無所属の会、宮崎3区)が、殺処分された家畜への補償を仮払いするよう求めたのに対し、赤松氏は「書類が届けばすぐ交付するが、税金であり最低限の手続きは踏まなければならない」と、評価を経ない交付に否定的な見方を示した。 また、参院の同委員会では松下新平議員(自民党)も風評被害への認識などを質問。赤松氏は「マスコミには感染した肉を口にしても影響ないと報道してもらうよう要請しており、発生後も豚価が上がっている点を見てもマイナスに影響していないように見える」と述べた。 5月 対応 補償 防疫関係 風評被害